
乳癌の手術として乳房切除術を行なった場合には「乳房再建」の施術が行なわれることがあります。
「乳房再建」とは、自身の体の一部を用いて筋皮弁を作ったり、あるいはシリコンバッグを入れたりすることによって、乳房の大きさや形を補正する処置のことであり、乳房切除術と同時に行なう「一期的再建術」と、乳房切除術を行なってから2~3年程度経った後に行なう「二期的再建術」という2つのタイプが存在します。
一期的再建術の場合には、2つの手術を同時に終わらせることができるというメリットがありますし、乳房を失うという女性にとっては大きな失望感を軽減させることも可能になりますが、美容的な部分を追及するのであれば、二期的再建術のほうがより自然に仕上がるためおすすめです。
なお、手術後の乳房の形や大きさを整える方法としては、上記のほか「補正具などによるもの」もあります。
最近では、乳癌の手術を受けた女性を対象とした「人工乳房」や「パッド」「専用下着」などが様々に開発されており、充実しています。
「人工乳房」というと何だか難しそうなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、ブラジャーの中に入れてパッドのような感覚で使えるタイプのものと、胸にぴったり貼り付けて「ワイヤレスブラジャー」感覚で使えるタイプのものとがあり、実際にはとても気軽に利用できるものです。
サイズや形が豊富に揃っていますので、自身の体や好みに応じたものを使うことが可能ですし、触り心地や柔らかさも本物のバストとほとんど変わりませんので、安心です。
なお、乳癌手術後の傷痕がカバーできるタイプの水着もあります。
これは、襟ぐり・袖ぐり部分が浅い作りになっているというもので、傍目には通常のスポーツ水着との区別がつきにくくなっています。
乳房の形や大きさをカバーする「人工乳房」や「パッド」「専用下着」及び「水着」などの詳細については、乳癌の手術を受けた病院のスタッフにお問い合わせください。
あなたにぴったりの補正具が、きっと見つかることでしょう。
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